衝動と情熱だけで生きている

主に観劇の記録。

ヘドウィグ、あなたはあなたのままでいい

キタ。
2024年にヘドウィグが上演されるって聞いたときから、予感はしていた。
そしてその会場がシャルロッテシアターだと知った瞬間から、予感は確信に変わった。

ドンドゥィグゥーーーーー!!!!!*1
もうずっとずっと再演待ってた!!出てくれてありがとう!!!!!
文章化することを考えただけでも胸やけするほどのクソデカ感情を抱え、これまでちゃんと感想を残せていないヘドウィグという大好きな作品。
本陣様の再登板記念に、当時の下書きに手を加えながら改めてきちんと向き合ってみたいと思います。お付き合いよろしくお願いします。

ミュージカル『ヘドウィグ』とは

アメリカ人の俳優、映画監督であるジョン・キャメロン・ミッチェルが、自身のアイデアを基にミュージシャンのスティーヴン・トラスクと共に創作した舞台作品。ジョン自身が主演した舞台がオフブロードウェイで絶大な人気を博し、のちに映画化して更に話題を呼んだ。


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舞台や映画を見たことなくても、インパクトがあるヘドウィグのかつら姿に見覚えがある人も多いはず。日本でも2004年の初上演以降、キャストや演出を変えながら繰り返し上演されている、世界的な人気作品です。

あらすじ

全米各地を旅する売れないロック歌手のヘドウィグ。派手な衣装に身を包んだドラァグクイーンである。共産主義体制下の東ドイツで生まれた彼女は、幼少期に母親からプラトンの「愛の起源」の話を聞き、この世のどこかに自分の”片割れ”がいると信じている。
ヘドウィグは幼い頃、ハンセルという名の少年だった。窮屈なアパートで母と二人が住むハンセルの唯一の楽しみは、米軍のラジオ放送でデビッドボウイ、ルーリード、イギーポップなどのロック音楽を聴くことだった。
ある日、アメリカ人の軍人ルーサーに出会い恋に落ちたハンセル。結婚して渡米するために、ルーサーから性転換手術を迫られる。ハンセルの母親は、自身の名であるヘドウィグをハンセルに与え、闇医者で性別適合手術を受けさせたが失敗。ハンセルの股間には「怒りの1インチ(アングリー・インチ)」が残された。
ヘドウィグはルーサーと渡米するが、ルーサーは浮気してヘドウィグのもとを去る。その日は最初の結婚記念日で、ベルリンの壁が崩壊した日だった。
絶望に暮れるヘドウィグは、昔抱いたロック歌手になる夢を思い起こし、韓国軍兵の妻たちを引き連れてバンドを結成する。
アルバイトをしながら身を繋いでいる中、ベビーシッター先で、ロックスターに憧れる17歳の少年トミーと出会う。トミーにロックを教えるうちに、恋に落ちる二人。しかしある日、ヘドウィグの手術痕がばれてトミーはヘドウィグのもとを去る。
その後、トミーはヘドウィグと作った曲すべて盗んでヒットを飛ばし、人気絶頂のロックスターになった。怒り狂ったヘドウィグは、自分のバンド「アングリー・インチ」を引きつれて、トミーの後を追いかけながら巡業を続ける。
途中、巡業先のクロアチアで出会ったイツハクを夫に迎え、トミーの全米ツアーを追って公演を続けるヘドウィグとその一行は、トミーのツアー最終地であるニューヨークに到着する。
トミーが公演を行うタイムズスクエアのすぐ隣でライブを開催するヘドウィグ。ある事件がきっかけでトミーとヘドウィグの関係が世間で騒がれることになり、今日ばかりは会場も満員。少しずつトミーとの話を語り始めるヘドウィグ。
今夜、失われた片割れを探すヘドウィグの長い旅は終焉に向かう・・・

元々映画よりも舞台の方が先に作られた作品なので、映画を見れば予習としては完璧だと思います。ミュージカルでは、あらすじの最後に出てくるニューヨークの公演場、ミレニアムシアターを舞台に、舞台上のヘドウィグが観客に過去を語るという流れで物語が進んでいきます。

登場人物

映画にはたくさんの登場人物が出てきますが、ミュージカルには実質的にヘドウィグとイツハクの二人しか登場しません。ヘドウィグのライブ会場という設定なので、バックバンドのみなさんがアングリーインチ役です。ヘドウィグ役がトミー役を一人二役で演じながらほぼ一人語りで話を展開し、そこにイツハクがスタッフ兼コーラスとして登場する、という感じ。

・ヘドウィグ

東ドイツ、ベルリン出身のドラァグクイーン。売れないロック歌手。この世のどこかにいる”片割れ”と出会えば、完璧な存在になれると信じている。かつて自身の片割れだと思っていたトミーに裏切られ、憎しみとも愛ともつかない思いを抱えながらトミーを追って巡業を続けている。

・トミー・ノーシス

ヘドウィグがベビーシッターをしていた先の息子。ヘドウィグからロックを学び、やがてロックスターになる。ニューヨーク公演を前にヘドウィグと同乗していたタクシーが交通事故に遭い、ヘドウィグとの関係が世間に騒がれることになる。
ちなみに”ノーシス”はヘドウィグが与えた芸名だが、実はここに深い意味がある。

・イツハク

2019年のホンソヨンちゃんイツハク

ヘドウィグの夫。クロアチアで人気のドラァグクイーンだったが、女装禁止を条件にヘドウィグと結婚してクロアチアを抜け出した。ちなみにこの設定は舞台上では語られないが、大変重要なポイント。

・アングリー・インチ

韓国軍の妻たちで構成されるバンドメンバー。俳優ではないミュージシャンのみなさんなので台詞はないが、たまに俳優からいじられたり歌わされたりする。

ヘドウィグのここが好きその1:哲学的なストーリー

派手なヴィジュアルや激しい曲調にばかり目が行きがちですが、ヘドウィグの背景にはとても深い設定や伏線があります。

・魂の片割れ
ヘドウィグが探し求めている、自身の”片割れ”。
これは古代ギリシアの哲学者、プラトンの著書『饗宴』に記されている話がベースになっています。『饗宴』は、プラトンの師匠であるソクラテスが、他の哲学者たちとの愛に関する対話を本としてまとめたものです。その中で哲学者アリストパネスがこう語ります。
「昔、人間は二人で一つだった。男と女、男と男、女と女という三種類の人間が、背中合わせに繋がっていた。しかし人間の力を恐れた神々が、それを二つに引き裂いた。それ以来、人間は自らの完璧な片割れを追い求めている。それが愛なのである。」
母から寝物語としてこの話を聞いた幼いヘドウィグ。劇中、『愛の起源(The Origin of Love)』という曲でこれを語り、歌い終わった後に呟きます。「私の片割れは男、女どっちなの?」
手術に失敗し、アングリーインチを抱えて生きるヘドウィグは、不完全な自分に負い目を感じ、完全な存在になるには”片割れ”が必要だと信じているのです。この設定が、物語の結末に繋がっていくことになります。
伝説のチョドウィグ(チョ・スンウ)
による”The Origin of Love”2013年版


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・抑圧と解放
ストーリー上、随所に感じられる「抑圧と解放」というテーマ。
まずヘドウィグ。自由になるためにルーサーから女性の身体になることを強いられたが、彼はベルリンの壁が崩壊した日にヘドウィグの元を去る。その手にはルーサーが買い与えたウイッグだけが残った。女性の身体に閉じ込められたヘドウィグは、自身の片割れが男なのか女なのか悩み、自分の不完全さを呪う。

そしてイツハク。社会主義国クロアチアで人気のドラァグクイーンだった彼は、奔放なヘドウィグに憧れ、ここから連れ出してと懇願する。ヘドウィグはイツハクに「今後女装しないと誓うなら、結婚して連れ出してあげる」と告げ、彼はそれに従い、ヘドウィグの夫となる。こうして男の身体に閉じ込められたイツハク、舞台上でヘドウィグのウイッグを被ろうとしているところを見つかり、ヘドウィグに激怒されるシーンもあります。

最後にトミー。厳しい親の元で管理されて育ち、自由とその象徴のロックに憧れる少年にとって、ヘドウィグは眩しい存在でした。そのヘドウィグと恋に落ち、よい雰囲気になったものの、ヘドウィグのアングリーインチを前に驚いて逃げてしまいます。そのままヘドウィグと別れてしまったトミーは、ヘドウィグに与えられたトミー・ノーシスという名で彼女と作った曲を歌い、一躍ロックスターになります。トミーは別れたヘドウィグにどういう思いを抱いていたのか、ヘドウィグの語りではわからない彼の思いは、後半の曲”Wicked Little Town Rep.”の中で語られます。

果たして”片割れ”は存在するのか?抑圧された身体と魂がどのようにして解放に向かうのか?これがこの作品の重要なテーマです。
ちなみに登場人物の名前にも聖書や哲学をベースにした深い意味があって、そのあたりも理解すると作品の理解度が格段に深まります。ヘドウィグ、本当に深くて、考察好きのオタクを唸らせる名作だと思います。
いつも他力本願で恐縮なのですが、こちらのブログがそのあたりを大変詳しく解説されているので、興味がある方はぜひご一読ください。

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つらつらと難しいことを書きましたが、そんなに構えて鑑賞する必要はなく、単純に笑って泣けて、最後には「あなたはあなたのままでいい」という励ましをもらえる、とてもいい作品です。私が疲れたときに観たくなる2大ミュージカル、アラジンとヘドウィグっていうくらい。誰も死なないし*2

ヘドウィグのここが好きその2:個性的なキャスト

韓国では「俳優の登竜門」と言われているヘドウィグ。2005年の初演時から、チョ・スンウ、オ・マンソク、オム・ギジュン、パク・ゴニョン、チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チェ・ジェウン、イ・ギュヒョンキム・ジェウク、ビョン・ヨハン・・・と、数々の有名俳優たちが演じてきた作品です。
2005年の初演時は大学路の小劇場で上演されていたのが、人気が出るにつれてだんだん会場が巨大化し、ついに忠武アートセンター大劇場やシャルロッテシアターで上演されるまでに。舞台転換も休憩もない二人劇だし、ライブ感が楽しい作品なので、大劇場でやるのはどうなのかと思いますが、小劇場だと絶対チケット取れないし。
大劇場でやるってことはつまり、大空間を一人で盛り上げるだけの力がある俳優のキャスティングが約束されているわけです。
なんと今年はうちのドンソクさんの他にも、チョ・ジョンソクとユ・ヨンソクが復活登板!元々人気も実力もあるうえに、ドラマ「賢い医師生活」で更に人気が出た賢医コンビのヘドウィグ。血ケッティング必死です。怖い。

これまでのシーズンでも途中で追加キャストがあったし*3、今回も公演期間が3月~6月と長いので、追加キャストあるのでは?という噂もチラホラ。怖い。
このような感じで、韓国ヘドウィグは1シーズンに複数キャストが演じるのが通常なのですが、それぞれが個性全開で本当に面白い。
マイケル・リー神演じるヘドウィグは全編英語で演じられ、2019年版は「来韓公演をしているBTSの大ファン」という設定。BTSのバスタオルを肩にかけて登場し、Boy With Luvを歌い踊るリーウィグ、かなりレアなものを拝見しました。
ドンソクさんに至ってはセルフパロディ満載で、「チグミスンガン!!*4」という台詞を連発してみたり、ルーサーからもらったグミを食べながら「熊、おいしい*5」と低音ボイスで呟いてみたり。今期はドラキュラネタ入れてきたりするのかな。
あと、トミーが初めてライブハウスを訪れたシーンでヘドウィグが歌うシーンがあるんですが、ここで歌う曲も俳優さんによって違います。各俳優が好きな曲を自由に選ぶそうで、それぞれの個性がでるところです。2019年のドンソクさんは、WestLifeの”My Love”を歌っていましたが、選曲理由については「昔よく聞いていて、好きな曲だから」とのこと。あっさりしすぎ。きっと何か思い出があるんでしょう(笑)
ちなみにイツハクのソロ曲もキャストによって違うので、組み合わせで色んな曲が聴けるのもお楽しみポイントです。

ヘドウィグのここが好きその3:ライブ感

ヘドウィグはミュージカルではありますが、バンドの生演奏ということもあり、ほぼライブといっても過言ではないです。特に韓国版は。
ヘドウィグが縦横無尽に客席を駆け回り、観客を煽り弄りまくります。口から噴き出した水をかけられたり、舞台に上げられたり、トミーに見立てて目を見つめて歌われたり、股間を擦り付けられたり*6。さすが歌って踊る血が流れている韓国人、観客もノリノリな人が多く、毎回会場中が大盛り上がり。コロナ禍公演では無かったようですが、今年は趣向を変えて復活予定とのことで、大劇場でオンニがどんな風に暴れまくるのかが楽しみです。
あと、上演時間135分となってますが、この時間通りに終わった公演を私は知りません。まず、ヘドウィグが喋りまくる。好き勝手にアドリブを入れながら、とにかく喋る。もちろんキャストによりますが、特にベテラン陣は酷い。韓国語がよくわからない状態で観ても猛烈なお下劣さを感じる、終わりのない一人つっこみだべり。早口でまくし立てるうえに俗語だらけなので、外国人の私は置いていかれることもしばしば。周りは大爆笑の渦。
もう一つのポイントは本編終了後のアンコール。劇中曲をダイジェストで演奏してくれるんですが、もちろん客席は総立ち、ジャンピングやらヘドバンやらで踊りまくるライブハウス状態。しかもW、トリプル、クワトロアンコールもアリ。マチネ公演のアンコールを2時間近くやった後、「そろそろソワレが始まる時間だから終わらなきゃ~」って言いながら去っていった俳優さんもいました。チョン・ムンソン、お前だぞ。膀胱限界だったぞ。休憩なしの4時間公演、最高に楽しかったぞ。
これまでの最長公演はチョドウィグの4時間半と聞いたことがあります。さすがスンウ先輩。開演前の水分摂取と終演後のスケジュールには十分にご注意ください。
こんな感じで自由度が高いので、毎公演ごとに趣が全然違うのも醍醐味。何度も通いたくなる理由がそこにある。
最高に楽しく最高に膀胱が限界だったムンソンさんのヘドウィグ


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ヘドウィグのここが好きその4:いつもと違う推しの姿

普段はオーケストラの中、声楽発声のバリトンボイスを響かせている俳優さんが、エレキギターをバックにシャウトする姿を見られるなんて、考えただけで最高じゃないですか?オペラ座の怪人がヘドウィグやる世界線が存在するなんて*7
ええ、推しのチョン・ドンソクさんのことなんですけどね。
ヘドウィグは映像でも活躍する演劇寄りの俳優がキャスティングされることが多くて、正統派ミュージカル俳優が出ることってこれまであまりなかったので*8、2019年にドンソクさんの出演が発表されたとき、ミュオタ界隈がかなりざわつきました。
え、大丈夫なの?ロック歌えるの?客席煽れるの?踊れるの?脱げるの?・・・等々。
そんなオタクどもの心配をよそに、ご本人は女性アイドルの動画を見ながら漢江沿いで必死に骨盤を振る練習をし、せっせと体を作った(?)努力の結果、眩しいほどに煌めく、美しく儚く強いロックスターを生み出したのです。

ヘドウィグを演じるドンソクさん、今まで見たことがないくらい楽しそうなのが伝わってきて、観てるこっちもうれしくなっちゃうくらい。「自分を変えるためのチャレンジ」として役を引き受けたそうですが、確かにヘドウィグ以降は度胸と自信がついたなと感じることがしばしばありました*9
あとね、美しいうえに可愛い。キュート。小悪魔。お友達がドンドゥィグを評して『186cmのプリキュア』と呼んでいたのですが、まじでプリキュア。きゅるきゅるしてるんだもん。お肌艶々でメイクもネイルもキラキラしてて、私も綺麗にメイクアップして観に行きたい!って思わせてくれる可愛さ。ファンの間でドンオンニと呼ばれ、ご本人もまんざらでは無さそう。舞台上から「私、最高にかわいいでしょー!!」って同意を求めてくるオンニ。はい、可愛いです。
ちなみにキャストごとに異なる衣装も見どころ。長身で色白のドンオンニはピンクやパープル系の衣装が中心で、長くて綺麗な足が映えるホットパンツやショートドレスがよくお似合いでした。
もちろん外見だけでなく、何よりもロックを歌うドンソクさんが素晴らしくカッコよくて。普段からカラオケでは激しいロックやメタルをよく歌うって話してたので、ジャンルとして好きなんだと思う。声楽が歌える人のロック、めちゃくちゃ音域が広くて声がデカい。超高音の地声シャウトで会場を沸かせたかと思うと、イツハクと大声対決して観客の耳を麻痺させたり。かと思えば一人ひとりに語り掛けるように歌うバラードで涙を誘い、最後はヘドバンしながら踊り歌う。初めて観たときは衝撃が強すぎて、終演後に開場下のスタバで2時間ほど茫然としてました。
デフォルトがタキシード仮面なドンソクさんのこんな姿が見られるのは、間違いなくヘドウィグだけ。名優揃いなキャストだし、他作品も目白押しな2024年ですが、ぜひドンドゥィグをお見逃しなく。

 

というわけで、今回も長くなってしまいましたが、とにかくヘドウィグはいいぞ、という話です。ぜひキャスト違いで制覇してください。全キャスト観たら、絶対にもう一周したくなるはず。
喋りが多いので初見予習なしだとかなり厳しいと思いますが、映画や日本版を見たことある方なら十分楽しめるかと。そして少しでも韓国語がわかれば楽しみ倍増。私も開幕に備え、リスニング力を鍛えたいと思います。そして今やパジャマと化しているヘドウィグTシャツを仕込み、きれいにメイクアップしてシャルロッテシアターに乗り込みたいと思います。2024年ヘドウィグは3月22日から6月23日まで、シャルロッテシアターにて上演です。オンニ待っててね!!
2024年版のティーザー映像


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*1:俳優の名前+ウィグをつけて呼ぶのが韓国流。スンウ先輩はチョドウィグ、ドンソクさんならドンドゥィグ。ドンドゥィグは日本語の発音的には「タンポポ」のイントネーション。間違っても「ドンタコス」のイントネーションで発音してはならない。

*2:オタクが好きなミュージカル作品、大抵主人公が死ぬ。

*3:2019年はマイケル・リーとイ・ギュヒョンが途中参加

*4:ジキル&ハイドの有名な曲”時が来た(지금 이 순간)”のこと。ちなみに2019年当時、ジキハイのソウルアンコール公演とヘドウィグの公演期間が被っており、ヘドウィグに染まっていたドンソクさんはジキハイ公演の中で「足が跳ねてしまうジキル」「小指が立ってしまうハイド」などの名シーンを残して伝説となった。

*5:みんな大好きフランケンシュタインより、怪物の有名な台詞。

*6:カーウォッシュと呼ばれる儀式。”Sugar Daddy”という曲中でヘドウィグが着用しているビラビラしたスカートを、客席にまたがり観客の顔にこすりつける。ドンドゥィグは最後にありがと♡と呟きほっぺにチューしてくれる。

*7:ご存知の通り、韓国にはこれをやり遂げた俳優がもう1人実在する。すごい世界だ。

*8:ミュージカル俳優枠では、2019年にはユン・ソホさん。2021年にはコ・ウンソンさんが出演されています。

*9:ソロコンでの客席を煽るトークや、羞恥を捨てた役への入り込みなど。あときっとダンスに自信ついたんだと思う。フランケンのインタビューで自らダンスが得意だと話していたし・・・うん。